2013.2.26 「キリストを模範とせよ」

 罪を犯して打ちたたかれ、それを耐え忍んでも、何の誉れになるでしょう。しかし、善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶなら、これこそ神の御心に適うことです。あなたがたが召されたのはこのためです。というのは、キリストもあなたがたのために苦しみを受け、その足跡に続くようにと、模範を残されたからです。ののしられてもののしり返さず、苦しめられても人を脅さず、正しくお裁きになる方にお任せになりました。そして、十字架にかかって、自らその身にわたしたちの罪を担ってくださいました。わたしたちが、罪に対して死んで、義によって生きるようになるためです。そのお受けになった傷によって、あなたがたはいやされました。(1ペテロ2:20)

 イースターまでの日曜日を除く40日間のレント(受難節)は、神であられるお方が私たちの罪を負うために最も低い所にまで来て下さった計り知れない十字架の恵みを深く心に刻み付けるために定められた期間です。なぜ主の御受難を覚えることが大切なのでしょうか。それは、黙って十字架の道を歩まれた主のお姿を模範として歩むように召された私たちもまた、主がそうされたように、隣り人の弱さや欠点、罪を黙って担いつつ執り成し祈る者にして頂くためです。罵られたら罵り返す、殴られたら殴り返すというのが、私たちの肉の姿ですが、聖霊の恵みによって十字架の愛に満たされ、今までであれば怒りと憎しみの態度をとっていた場面で、主の十字架のお姿を思い起こすことで赦しと愛の心で対応できるように、このレントの時、主の御側近くを歩ませて頂こうではありませんか。

【NKJV】
“For to this you were called, because Christ also suffered for us, leaving us an example, that you should follow His steps: Who committed no sin, nor was deceit found in His mouth”;who, when He was reviled, did not revile in return; when He suffered, He did not threaten, but committed Himself to Him who judges righteously; who Himself bore our sins in His own body on the tree, that we, having died to sins, might live for righteousness-by whose stripes you were healed.”

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