さて、昼の十二時に、全地は暗くなり、それが三時まで続いた。三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。(マタイ27:45)
父なる神様とまったくひとつであられた御子なるキリストが、私たちの罪の結果としての呪い、父なる神から見捨てられる裁きのどん底に立たれたのです。愛してやまない独り子のこの叫びを聞かれた御父は、どれほどに痛まれたでしょうか。この叫びのゆえに、たとえどれほどの罪人であっても、ただこのお方を仰ぐだけで救われる道が開かれたのです。