2013.1.28 「奇跡が起きる条件」

「三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があって、イエスの母がそこにいた。イエスも、その弟子たちも婚礼に招かれた。ぶどう酒が足りなくなったので、母がイエスに、『ぶどう酒がなくなりました』と言った。イエスは母に言われた。『婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです。わたしの時はまだ来ていません。』しかし、母は召し使いたちに、『この人が何か言いつけたら、そのとおりにしてください」と言った。』」(ヨハネ2:1-5)

 イエスの母マリアは、婚礼のぶどう酒がなくなるという日常生活の必要を主の下に持って行きました。私たちは、「こんなことを主にお願いして良いのだろうか。自分はあの人のように綺麗な言葉で祈ることはできない」などとあれこれ考えている間に、主に解決して頂かなければならない問題を先送りにしてしまってはいないでしょうか。聖書の教える生きた信仰は、あなたが必要としている問題を主の下に持って行くこと、すなわちありのままの姿であなたの心の中にある必要を率直に主の前に差し出すことです。このマリアの信仰に対して主は、「婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです」(原語を直訳すると、「婦人よ、わたしとあなたは何か。」)とあえて冷たい言葉で返されました。これは、人間の知恵や能力が尽き果てたところに神の力が働くという徹底的に神のみに依り頼む信仰を教えるためです。私が信じたから、私が努力したからという、自分の誇りが砕かれ、「この人が何か言いつけたら、そのとおりにしてください」というただ御言葉のみに依りかかる信仰をもって神の奇跡を見させて頂こうではありませんか。主は奇跡を起こすお方です。

【NKJV】Joh
On the third day there was a wedding in Cana of Galilee, and the mother of Jesus was there. Now both Jesus and His disciples were invited to the wedding. And when they ran out of wine, the mother of Jesus said to Him, “They have no wine.” Jesus said to her, “Woman, what does your concern have to do with Me? My hour has not yet come.” His mother said to the servants, “Whatever He says to you, do it.”

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