【最後の者に注がれる憐れみ】 | 多摩川キリスト教会

「自分の分を受け取って帰りなさい。わたしはこの最後の者にも、あなたと同じように支払ってやりたいのだ。」マタイ20:14　‘Take what is yours and go your way. I wish to give to this last man the same as to you. （NKJV）Mat 20:14

これはぶどう園の主人が、「自分たちはまる一日、暑い中を辛抱して働いたのに、最後に来て1時間しか働かないあの連中と同じ扱いをするのか」と、自分たちの報酬に不平を言う最初に雇われた人たちに対して言った言葉です。自分の惨めさ、小ささ、弱さに気づくことなく、自分は正しい者で、他人よりも立派で、報酬を受けるに値すると思い過ごしている間、私たちは福音の恵みにあずかることができません。私たちが自分は誰よりも弱く、愚かで、情けない者であることを知り、心が低くされるとき「わたしは最後の者にも、あなたと同じように支払ってやりたいのだ。」と言う、神様の憐れみ深さを知ることができるでしょう。祈り：愛する天のお父様。度々、私は自分を最初の者だと思い込み、不平不満や他人への裁きの心、憤りを持ちながら、主人であるあなたの憐れみを忘れて感謝もなく過ごしてしまうものです。今日、聖霊の恵みにより私が「最後の者」として、主なる神様の計り知れない憐れみを受けて生かされていることを知ることができますように。「最後の者」のために十字架で命を献げてくださったイエス様の福音の恵みを喜ぶ一日でありますように、お導きください。主イエス・キリストの聖なる御名によってお祈りします。