【　エルサレムを離れずに　】

そして、彼らと食事を共にしていたとき、こう命じられた。「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。 使徒1:4　And being assembled together with them, He commanded them not to depart from Jerusalem, but to wait for the Promise of the Father, “which,” He said, “you have heard from Me; （NKJV）Act 1:4

エルサレムは、弟子たちにとって決して居心地の良い場所ではありませんでした。愛する主が十字架につけられ悲惨な死を遂げたところ、その主を捨てて逃げたところ、仲間の一人が自害したところ、自分の愚かさ、情けなさ、貧しさ、罪を知るところ、それがエルサレムでした。主はそのエルサレムで約束の聖霊を待ち望むようにお命じになりました。しかし、弟子たちはそのような現実の只中でこそ、主を切実に求めることができたのではないでしょうか。教会、家庭、職場、学校、使命の場は時に私たちにとって居心地の良い場所ではありません。むしろ、自分の弱さを知り、逃げ出したくなる場所です。けれども、弟子たちはエルサレムで約束の聖霊を受け、力を受け、地の果てに至るまで主の証人となりました。約束通り聖霊の人に造り変えられました。今日も聖霊の人は、エルサレムから誕生します。祈り：愛する天のお父様。エルサレム的現実の中で、今日もあなたの忍耐が貧しき私を祈りへとお導きくださることを、感謝いたします。あの日、弟子たちに降った聖霊が今もなお求める者に注がれ、私を日毎に聖霊の人として造り変えてくださることを信じます。どうか私があなたの御約束に固く立ち、信頼し、聖霊の力を待ち望むことができますように、助けてください。主イエス・キリストの聖なる御名によってお祈りします。