9月15日主日礼拝 「小さな群れよ、恐れるな」 ルカによる福音書12-31・32 末盛神学生

私たち人間は毎日生きるために、考えたり、悩んだり、不安になったりと、一瞬一瞬忙しいほどに思いを巡らせているものです。ある人が聖書には“恐れるな”という言葉が365回出てくると言いました。これには深い真理があるのではないでしょうか。人間は、一年間毎日「恐れるな」という言葉を聞かないと、恐れてしまう存在だということです。そんな私たちに今日の聖書箇所でイエス様は、「小さな群れよ恐れるな」と語られます。あなたを創造された天の父は、あなたに何が必要なのか全部ご存知であると。だから、“命のことで”思い悩むのはやめなさいとおっしゃいます。聖書では“命”という言葉が使われる時、二つの原語の意味があります。一つは肉体生命を意味する言葉、もう一つは霊的生命を意味する言葉。ルカによる福音書12章で語られたイエス様の言葉は前者を意味しています。つまり、私たちの肉体生命を維持するために何が必要か思い悩むのはやめなさい、空を飛ぶ鳥も明日捨てられてしまうかもしれない野の花でさえ、天のお父様は美しく咲かせ養っておられるのです。私たちにまず必要なこと、それは神の国を求める信仰です。あなたの霊的生命をまず満たすことです。神の国を求めること、それはどのような状況、時代の中にあっても揺らぐことのない、変わることのない主の臨在の中で生きるということです。あなたの中に、家庭の中に、夫婦の中に、職場の中に、教会にいつも主の臨在がありますか?十字架の愛と赦しが満ち溢れていますか?
「ただ神の国を求めなさい」、その時、天の父は生活においてもあなたが願う以上にに必要を満たしてくださいます。そして、あなたが神の国を求めて祈る時、父なる神様は喜んであなたに、あなたの家庭に職場に神の国を与えてくださるお方です。

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