わたしの魂は満ち足りました。乳と髄のもてなしを受けたように。わたしの唇は喜びの歌をうたい、わたしの口は賛美の声をあげます。床に就くときにも御名を唱え、あなたへの祈りを口ずさんで夜を過ごします。あなたは必ずわたしを助けてくださいます。あなたの翼の陰でわたしは喜び歌います。(詩編63篇)
この素晴らしい宝のようなダビデの詩編は、敵の攻撃に自分の命をさらされながら過ごした10数年に及ぶユダの荒れ野での逃避行の只中で詠まれたものです。万事が順調に進み、周囲にちやほやされているときではなく、敵に取り囲まれ、主以外に頼りにする者がいない荒れ野においてこそ、「私の魂は満ち足りました」と心から告白できるのです。本当に深い主との交わりは、人生の荒れ野においてこそ体験するものだからです。
【NKJV】
“When I remember You on my bed, I meditate on You in the night watches. Because You have been my help, therefore in the shadow of Your wings I will rejoice. My soul follows close behind You; Your right hand upholds me.”