5月12日主日礼拝 「キリスト・イエスにある者」 コリントの信徒への手紙①2:1-5 末盛神学生

ペンテコステの日、心を合わせて熱心に祈っていた120人の人たちに聖霊の火は注がれました。そのために、イエス様はこのとき「エルサレムから離れずに約束の聖霊を待ちなさい。」とお命じになられたのです。エルサレムとは教会であり、また、弟子たちが失敗してしまった弱さの現実です。主は、私たちが何か立派な人間になったから、立派なことができたから私たちを証人として遣わされるのではありません。パウロは、Ⅰコリント1章26節で「兄弟たち、あなたがたが召されたときのことを、思い起こしてみなさい。人間的に見て知恵のある者が多かったわけではない」と言っています。私たちは、自分自身の見栄えの良いこと、得意になれる場所で証しをしたいと思います。けれど、主は私たちにとってのエルサレムの現実、自分の弱さに泣くその只中で聖霊の力を受け、そして地の果てにいたるまで証人としてくださるのです。なぜなら、そこでこそあなたは主を呼び求める者へと造りかえられるからです。

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